工場管理2020年12月号の特集(産業の垣根を超えたトヨタ生産方式)を弊社が担当しました

産業の垣根を超えたトヨタ生産方式 改善の着眼点10カ条

日刊工業新聞社の月刊誌「工場管理」2020年12月号に「産業の垣根を超えたトヨタ生産方式 改善の着眼点10カ条」の特集が組まれ、弊社が担当いたしました。

月刊誌『工場管理』2020年12月号の概要と目次

11ページから69ページにわたる特集の概要は次の通りです。

11~27ページまでは弊社社長小森が改善の極意と着眼点について解説をしています。

28~69ページまでは実際に改善に取り組んだ7社の事例が紹介されています。

特集の冒頭の文章を以下紹介します。

トヨタの改善哲学を取り入れたトヨタ生産方式(TPS)は、改善の代名詞として自動車業界を中心とした製造業で普及してきた。この徹底的なムダの排除に基づく哲学は今、農業などの形あるモノを工場ラインで製造しない業種、銀行やサービス業などの非製造業にも広く応用されている。ムダを取り除き、効率の良い、人にやさしい作業方法を追求することは、すべての産業に通じる思想である。どのようなところにムダが潜み、それをどう発見し改善したらよいのか。
特集では、TPSの思想と手法に基づいて、改善の目の付けどころを「改善の着眼点」として整理。その着眼点を体現し、成果を上げた企業事例を紹介する。製造業にかかわらず、さまざまな産業で改善に取り組む際の共通指標にしてほしい。

はじめに

はじめに、弊社社長小森よりトヨタ生産方式の背景にある理念が紹介されています。

トヨタ生産方式は産業の垣根を越えて普及しつつあります。

トヨタ生産方式のフィロソフィーは、「失敗は改善のチャンス」と捉えることです。

特に重要なポイントとして、「悪い情報(失敗)ほど先に報告せよ(BAD NEWS FIRST)」を強調しております。

この時にリーダーが嫌な顔をしたり叱ったりしてしまったら、部下は以後報告することをやめてしまうおそれがあります。

失敗が報告されないことは企業にとって生産的ではないのです。

「失敗は改善のチャンス」と全員が前向きに捉えるようにしていきましょう。

パート1・・・解説 改善の着眼点10カ条

弊社社長小森は、改善の着眼点として次の10カ条をあげています。

1.仕事とは何かを理解しているか
2.付加価値のない仕事をしていないか
3.中間在庫はなぜ積み上がるのか
4.従業員の安全が最優先
5.作業を正味・付随・ムダの3つに分ける
6.どんな作業も標準をつくる
7.業種・職種を問わず7つのムダがある
8.見えないことが問題を生む(見える化する)
9.自分の作業に責任を持つ(自工程管理)
10.すべての仕事の基本は5S(本来は4S)

以上の10カ条はすべての業種に応用することが可能です。

ぜひ、みなさんの会社でもチェックをしてみてください。

きっと生産性が高まることでしょう。

パート2・・・7社の改善事例

28ページから69ページまで次の7社のカイゼン事例が紹介されています。

1.田中精密工業(株)
2.(有)佐々木組
3.芙蓉化成(株)
4.(株)日本ネットワークサポート
5.(株)みすず精工
6.高知県農業協同組合
7.(株)タカミヤ

それぞれの企業が問題点を積極的に見つけて、改善の知恵を出し、PDCAサイクルを回すことを繰り返してきました。

その実績をぜひご覧ください。

また、弊社はカイゼン活動を支援して参りました。

詳しくは弊社までお問い合わせください。